ONE EARTH GUARDIANS 地球は2つない。

いま、東京大学がはじめる100年プロジェクト

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One Earth Guardians とは

それは「巻き込み力」を持ったあたらしい専門家のあり方

地球からまなび、
地球を守る

私たちは自分たちの豊かな生活のために、
これまでいったいどれだけのダメージを
地球に与え続けてきたのでしょう。
一〇〇年後、人類が地球上の
あらゆるものと共存していける
世界を作るために必要な人材。
それは一人の天才的な専門家ではありません。
自らも専門家でありながら、
俯瞰的な視点で人を結びつけ、
新しい価値を創造することのできる
「巻き込み力」を持った科学者です。
東京大学大学院農学生命科学研究科ではそれを
「地球医=One Earth Guardians」と
名づけ、彼らを育成する
プログラムを立ち上げました。

「地球医学=One Earthology」の誕生です。

新着情報
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新着情報一覧

社会人も学生も組織も巻き込んで互いに学び合う

大学の中だけにとどまらない新しい教育プログラムの形

One Earth Guardians育成プログラムは人を育てる場です。科学の基礎力を涵養するとともに、社会との関わりの中で学びの機会を持つことで、自ら課題を発見し、解決法を考え出し、それを実行に移せる力を育みます。他の人を巻き込む力を兼ね備えることで形成されたネットワークが、かけがえのない地球を未来につなぎます。

そのために、様々な立場の人材が交流して互いに教え合い、学び合い、考える場を永続的に創出していきます。

カリキュラム詳細

新しい科学者「地球医」を目指して

地球上の問題を発掘し、解決する基盤を作るために、生命現象を俯瞰的に捉える力を身につけます。具体的には、生物・化学を新しい観点で学ぶとともに、数理学や経済・社会学的な視点を養います。また解決法の実践へ繋げるため、企業・省庁から講師を招き、研究成果が社会にどのように生かされているかを学びます。同時に、少人数講義やアクティブラーニングを通じて、コミュニケーション力を磨きます。

One Earth Guardians育成プログラムは、
東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部の教育プログラムです。

教育活動への参加とサポート

本プログラムは、産業界や社会における短期的・長期的課題に取り組むための、本学、他企業等との共創の場になります。現場の課題を共有する講義の実施、実学研修の機会提供など、企業の中にあるリソースを教育に役立てていただきながら、問題の解決へつなげます。また、経済的なご支援もこの活動のサポートとなります。
One Earth Guardians(地球医)は、国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs = Sustainable Development Goals)に幅広く貢献できる人材です。このプログラムへの参画は、SDGs達成にもつながります。

たった1つの地球の一員として

教育活動を通して社会を変えていくには時間がかかります。長く、持続的な教育活動を可能にするためには、理念に賛同していただけるたくさんの方のご支援が必要です。人間が他の生物と共存する100年後の地球の姿のために、たとえばご寄附という形でこのプログラムをサポートいただくことができます。

Donation

活動の紹介

目指す未来

地球がかかえる、現在そして将来の課題を見いだす。
その解決方法を考え、実践する。
その結果を評価して、また新たな課題を見いだす。
そして、これを繰り返す。

One Earth Guardiansは
このループをまわし、
地球上の生物の共存共生が100年、200年と
つづくことを目指します。

フルバージョンはこちら

本プログラムの背景や意義、期待、実際に受講した感想などについて詳しく紹介しています。
(出演:認定NPO法人 環境リレーションズ研究所 鈴木敦子 理事長、
農学生命科学研究科 五十嵐圭日子 准教授、プログラム1期生)

YouTubeアーカイブ動画

公開シンポジウムやオンラインセミナーなどの動画を、YouTubeで公開しています。ぜひご覧ください。

2020.10.31 OEGs公開シンポジウム
地球の経営を考える
~農学がつなぐローカルとグローバルの両輪~

2020.11.4 One Earthology Seminar_SPINOFF:
バイオエコノミーを特集する
架空雑誌の記事をつくろう 講評会

2020.7.14 One Earthology Seminar:
ポストコロナの気候変動対策
ー気候危機を生きる私たちのnew normalとはー
(Short Ver.)

すべての動画を見る

機構長メッセージ

地球は、誰のものか

わたしたち人間は、豊かな生活を求め、地球上の様々な生物の力を利用してきました。農学は、新たな農法の開発や高収量作物の育種などにより食料を増産し、爆発的な人口増加を支えてきました。しかし人間の利用する土地が広がる一方で、多くの森林が失われ、砂漠化現象も広がりました。豊かな生活を求めることが、多くの問題をうみだし、地球に多大な負荷を与え続けていることも事実です。今、それらの問題を洗いだし、解決法を開発し、それを実践していかなくてはならない時にきています。自然を改変しながら生物資源を活かし、人類の衣食住を支えてきた「農学」には、率先してこの活動を推進するミッションがあります。
“ヒト”を含めた生物が共存共生する未来の地球を実現するため、「人間活動が引き起こした問題を、その活動を維持しながら解決する」という難問に、今、正面から向かい合う。この新しい試みに共に挑戦いただけますよう、お願いいたします。

大学院農学生命科学研究科長
 One Earth Guardians 育成機構長
堤 伸浩

サポーター企業・団体等のご紹介

※50音順で掲載しています。その他多数の企業・団体等からサポートをいただいています。

プログラムに参画するには

たとえば、企業の実践に基づいた実学観点でカリキュラムを組んだり。たとえば、省庁の地域貢献視点での座学やアクティブラーニングの提供。そして大学の専門性を活かした知の活用。
参加者すべてが学ぶ側であり教わる側として、共に問題を整理し、解決法を研究・実践し続けることがこのプログラムの根幹です。そのためには、みなさまの人的・経済的、そして継続的なサポートが不可欠です。

事務局へのお問い合わせ

当プログラムでは、みなさまからの人的・経済的なご支援を受け付けております。
詳細につきましては、下記までお問い合わせください。

〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
東京大学 大学院農学生命科学研究科
One Earth Guardians育成機構/One Earth Guardiansオフィス

Email:office@one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp