(2020.10.30 公開)
OEGs 3rd
ANNIVERSARY
since 2017
2017年12月、私たちは「100年後の地球とそこに住まう生物を守る人材を育てる」を
テーマに掲げ、One Earth Guardians 育成プログラムを立ち上げました。
以来、産業界やNPO、省庁との協創により、このテーマを追求して参りました。
ここまでご支援をいただいた皆さまに、心より感謝を申し上げます。

設立から3年、プログラムを通じて培われたネットワークは広がり、One Earth Guardiansの
卵たちは着実に育ってきています。今後も持続可能な One Earth の実現を目指し、
考え、行動できる人材を社会と共に育て、送り出して参ります。
大学院農学生命科学研究科長
One Earth Guardians育成機構長
OEGs育成プログラム誕生前夜 One Earth Guardians Workshop
OEGs育成プログラム
誕生前夜 One Earth Guardians Workshop
2017年12月、開始に先立ち、プログラムの理念に賛同する企業・省庁等の方々とワークショップを開きました。社会に求められるOne Earth Guardiansのあるべき姿とは?その育成のためのカリキュラムとは?ともに検討を重ね、プログラムの基礎を創りました。
 
2017年 12月 第1回
育成すべき人材像とは プログラムの理念に賛同する企業や省庁などの方々と教員が集まり、目指す人材像について意見を交わしました。社会学的思考のできる人材、課題を発見できる人材、連携できる人材…といったキーワードが浮かび上がりました。 ― 12月12日
2018年 2月 第2回
人材育成に向けた新しい道筋への提案 第1回で見出された人材像の育成に向けて、各現場からのインプットを活かした講義や、アクティブラーニングによる課題解決型学習など、従来の大学教育では得がたい体験をカリキュラムに反映させていく指針を立てました。 ― 2月28日
OEGs育成プログラム、始動 キックオフ公開シンポジウム
2018年5月、キックオフシンポジウムを東京大学伊藤謝恩ホールにて開催し、プログラムのお披露目を行いました。SDGs時代における高等教育の可能性についての産官学鼎談のほか、特別講演・パネルディスカッションを通し、産業界、省庁、教育界からの本プログラムに寄せる期待などを聞くことができました。
100年後の地球のための3年間
OEGs育成プログラムの活動実績
2018年春、One Earth Guardiansを目指す受講生を迎え入れ、本格的にプログラムの活動が始まりました。企業やNPOと協働で取り組む実学研修やセミナーなど、多種多様な活動を通して「100年後の地球に何ができるか」をともに考え、One Earth Guardiansの育成を進めています。

実学研修

参画企業やNPOの現場に受講生が赴き、教員も交えながら、共に社会の実課題に取り組んでいます。

畜産の現場を通して、肉牛生産の持続可能性を考える株式会社重次郎

海洋生産力向上による持続的な水産資源の確保横河電機株式会社

日本の林業の未来を考える住友林業株式会社

One Earthogy Seminar

100年後、どんな地球に生きていたいか。そこに向かって何をしていくのか。木・食・生命の3テーマを軸に、多様なバックグラウンドの学生と社会人がディスカッションを行います。

白熱する他グループとの交渉

多様な意見が出るグループ内ディスカッション

学生や社会人がフラットな立場で意見を交わす

LUC Lecture

LUCは「光」という意味があります。学外・学内の講師による講演と意見交換を通し、これまで見えていなかったことに目を向け、考える「=光をあてる」ための学びの場を開催しています。

第5回 都市と地方の「分断」を「共感」でつなぐ自律分散型フードシステム株式会社ポケットマルシェ
髙橋博之 氏

第2回 Lab to Field, Field to Lab森林科学専攻 丹下健 教授
応用動物科学専攻 後藤康之 准教授

第4回 Extended わたしは何を知り、何ができるのかUNHCR 河原直美 氏
富士通株式会社 永野友子 氏

OEGs育成プログラムが創る
ヒトとコトのネットワーク

OEGs育成プログラムが掲げる目標は、私たちだけでは達成できません。社会課題の解決には、学生・教職員はもちろん、企業やNPO、行政機関の方々との協業が必要不可欠です。One Earth Guardiansを育て、また、ともに育つこの理念に賛同いただいた皆さまと協創の輪を広げ、双方向の教育をつづけています。

企業・団体のみなさまからの
メッセージ

住友林業株式会社
中嶋 一郎

横河電機株式会社
加藤 暁之

公益財団法人SOMPO環境財団
西脇 芳和

受講生たちの声

OEGs 1 期生 櫻井 建吾
生産・環境生物学専攻

OEGs 2 期生 山口 空
生物材料科学専攻

OEGs 3 期生 川瀬 翔子
農業・資源経済学専修

3周年おめでとうございます。
100年先を見据えた人財育成は、弊所の再生可能な自然素材の木を育て・生かし社会に貢献すると言う経営理念と合致します。
先を見据えた人財育成によって、
社会課題の解決に共に歩みを進めて行きたいと思います。

住友林業株式会社
理事 筑波研究所長 中嶋一郎

OEGsの「100年後の地球に何ができるか」の大きなテーマに共感し、活動開始時から参加しています。実学研修は“海洋生産力向上による持続的な水産資源の確保”を題材にしています。学生の自由な発想が未来を創る活動に繋がる事を期待しています。

横河電機株式会社
マーケティング本部イノベーションセンター研究開発部
部長 加藤暁之

OEGs3周年、おめでとうございます!
「CSOラーニング制度」を通じ、現場の課題と直面し
仲間とも触れ合うことで成長してきた学生と
「実学研修報告会」での指導者の姿勢から、
今後も「巻き込み力」を持った科学者が多く育つことを信じています!

公益財団法人SOMPO環境財団
専務理事 西脇芳和

OEGsでは、社会における食糧問題への様々な取り組みを学ぶことができました。この経験を生かし、大学で学んだ技術や手法も活用して、自分なりの食糧問題へのアプローチを模索していきたいと考えています。

OEGs 1期生 櫻井 建吾
(生産・環境生物学専攻)

森林バイオマスの利用について研究していますが、フィールドを地球全体に広げてみたいとOEGsに参加しました。活動を通じて、学んだことをどのように実際の社会にアウトプットし、活かすことができるかを考えるようになりました。

OEGs 2期生 山口 空
(生物材料科学専攻)

食料問題、すなわち「廃棄される食品がある一方で食に困っている人がいる」状態を解決したいと考えてOEGsに参加しました。理想の姿を思い描かなければ、何も始まらない。多様な専門性を持つメンバーと多角的に議論できるOEGsで、100年後の理想の地球を考えながら活動していきます。

OEGs 3期生 川瀬 翔子
(農業・資源経済学専修)

ご支援のおねがい

One Earth Guardiansを育み、社会に羽ばたかせるためには皆さまのご協力が不可欠です。複雑化する環境問題に対して、他者と手を取りあって解決法を探り、行動に移すことのできる人材を育てるためには、社会全体で継続的に取り組むことが必要です。

100年に向けこのプログラムの活動を持続させるために、ご寄附を通じたご支援も賜れますようお願い申し上げます。多くのみなさまに継続的なご支援をいただくことで、One Earthを未来につなぐ人材の輪が広がります。

ぜひ、未来のOne Earth Guardiansの育成にご参加ください。

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お問い合わせ

〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
東京大学 大学院農学生命科学研究科
One Earth Guardians育成機構/One Earth Guardiansオフィス

office@one-earth-g.a.u-tokyo.ac.jp