カリキュラム

豊かな生活を求める人間の活動は、
たったひとつのかけがえのない地球(One Earth)に大きなダメージを与えてきました。
人類の生存のための産業活動と環境保全 − 矛盾するこれらをどう両立させていくのか。
私たちは、生物として100年後の地球に何ができるか。
生物の共存共生と利用を目指す「実学」としての「農学」の原点に立ち返り、
これらの課題に取り組む「One Earth Guardians (地球医)」をうみだすための、
新しい教育プログラムです。

アドミッション・ポリシー

01現在の地球が抱える問題に危機意識をもち、その課題解決に取り組む科学者になる熱意を持つ人。
02国際感覚を身につけ、他者を尊重しながら連携し、柔軟な思考力をもって課題を解決しようとする意欲を持つ人。
03自らの専門性を活かしつつ、同時に広範な学問分野を俯瞰し、サイエンスの相乗効果に結びつける力をもつ人。

カリキュラムポリシー

以下の3つに分類される科目の履修を通して
「持続可能な開発目標(SDGs)」の課題を多面的に理解し、
社会全体による課題解決につなげるリーダー、
すなわちOne Earth Guardians(地球医)を育成します。

One Earth Guardians 認定要件(2024.4 現在)

卒業、あるいは修了までに科目一覧表(PDF)に示す必要単位を取得すること。
なお、これらの単位は、各専修・専攻の規程に従い、卒業・修了単位に加えることができます。プログラム受講にあたっては、大学院進学を想定しています。

科目一覧表のダウンロード

受講生たちの声

  • OEGs 3期生
    農業・資源経済学専修

    川瀬 翔子

  • OEGs 3期生
    緑地環境学専修

    橋元 菜摘

  • OEGs 3期生
    国際開発農学専修

    渡辺 陽祐

  • OEGs 2期生
    生物材料科学専攻

    山口 空

  • OEGs 2期生
    応用生物学専修

    田口 一輝

  • OEGs 1期生
    獣医学専修

    大谷 慧

  • OEGs 1期生
    水圏生物科学専修

    小竹 真帆

  • OEGs 1期生
    農業・資源経済学専修

    近藤 巧

※所属は掲載当時のものです

食料問題、すなわち「廃棄される食品がある一方で食に困っている人がいる」状態を解決したいと考えてOEGsに参加しました。理想の姿を思い描かなければ、何も始まらない。多様な専門性を持つメンバーと多角的に議論できるOEGsで、100年後の理想の地球を考えながら活動していきます。 OEGs 3期生 農業・資源経済学専修 川瀬 翔子

いろいろな課題を自分ごととして考えていきたいと思い、OEGsに参加しました。専門分野は違うけれど志の同じ仲間たち、先輩方との議論に刺激を受ける日々です。自分の視野を広げつつ、切磋琢磨しながらこれからも活動に取り組んでいきます。 OEGs 3期生 緑地環境学専修 橋元 菜摘

各自の専門・興味や「農学」という枠組みさえも超えて学際的な考えに触れられる、というところに魅力を感じ参加しています。100年後を見据えて将来の地球を考える中で、自由にかつ柔軟に考えることの難しさを感じつつ、自分なりのアイデアを発想・発信できる人を目指して活動しています。 OEGs 3期生 国際開発農学専修 渡辺 陽祐

森林バイオマスの利用について研究していますが、フィールドを地球全体に広げてみたいとOEGsに参加しました。活動を通じて、学んだことをどのように実際の社会にアウトプットし、活かすことができるかを考えるようになりました。 OEGs 2期生 生物材料科学専攻 山口 空

作物学の中でも特に芋類に焦点を当てて研究をしています。隠れた飢餓、森林減少、気候変動などの社会課題に強く関心があり、これらの課題に対して貢献できることを探すためにOEGsに参加しました。OEGsは学びの場としても学びを形にする場としても有意義な活動だと思います。 OEGs 2期生 応用生物学専修 田口 一輝

普段会えない先生、企業人との議論自体、価値は大きいが何より 100年後の地球をただの未来志向でなく、現実の取り組みや課題、人々の意思などを踏まえ真剣に議論できる場をこの農学部でできるのは至極贅沢。学生主体でさらに充実した学び場を共に創ろう。 OEGs 1期生 獣医学専修 大谷 慧

このプログラムでは講義形式の他に、教授や企業の方々と近い距離で会話できるので自分の意見をさらに多面化、深化させられると感じています。人と地球との関わりに少しでも興味があるならばぜひ参加してみてください。 OEGs 1期生 水圏生物科学専修 小竹 真帆

「100年後の地球」を守る地球医になる。1人なら無謀な夢かもしれませんが、プログラムには一緒に目指す仲間、情熱的な先生方がいます。実学研修やセミナーなど、学びの機会も充実しています。複雑で矛盾した自然や社会を農学的に捉え、答えのない問いを考えることは、非常に刺激的です。 OEGs 1期生 農業・資源経済学専修 近藤 巧

7期生の募集

対象 東京大学大学院農学生命科学研究科・農学部に所属する学生
他の研究科や学部に所属する学生および前期教養課程の学生からも募集します
定員 最大20名
受付期間 2024年4月4日(木)午前9時
~ 4月19日(金)午後1時
選考 書類選考後、面接を行います
(5月3日(金・授業実施日)、7日(火)〜9日(木)の4~6限に実施予定)
申請 下記の申請フォームボタンより必要事項を送信してください
7期生募集説明会
(ハイブリッド開催)

会場またはオンラインにてご参加ください

会場参加 会場(弥生キャンパス 弥生講堂アネックス エンゼル講義室)へお越しください。
事前の登録は不要です。
オンライン参加 参加する回の参加登録リンクからご登録の上、Zoomにてご参加ください。
  • [第1回] 4月5日(金)17:00-18:00
    ▶︎ オンライン参加登録はこちら から
  • [第2回] 4月10日(水)18:45-19:45
    ▶︎ オンライン参加登録はこちら から
※2回とも基本的に同じ内容です。ご都合の良い方にご参加ください。
7期生募集パンフレットはこちら
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