実学研修

産官学協働で課題に取り組むインターンシップ

社会における課題を見出し、解決する力を培うために、
協力企業・NPOなどと受講生とが共に取り組むインターンシップです。
教員も交えながら産業界や社会の実課題に向き合い、協働創出の場ともなります。

ワン・アーソロジー I・II・IIIで目指すこと

実学研修は、One Earth Guardians認定科目の「ワン・アーソロジー I・II・III」の一環として行われます。
I・II・IIIそれぞれに目標が定められています。
  • I 現在を知る
    様々な現場に身を置き、現状の実課題と解決に向けたプロセスを把握する。
  • II 未来にむかう
    自ら新しいことを提案し、挑戦し、そこから新たな課題を見つける。
  • III 領域を超え、社会に提言する
    自らの専門分野と異なる分野とを融合・深化させ、新しいことを探求し、社会に対してビジョンを提案する。

実施例

2018年度の開始から2025年度までに約25の企業・団体において実施しています。

プログラムアレンジ

  • 住友林業株式会社
    森林との持続可能な未来を考える
    社有林や筑波研究所などを訪問し、林業の上流~下流の各現場における取り組みや課題を学びながら、森林と人の関わり方、木材利用の未来に向けた提案を考えました。
  • 味の素株式会社
    精密発酵をLCAにより評価する
    大規模な発酵生産の現場を見学するとともに、ライフサイクルアセスメント(LCA)による有用タンパク質の発酵生産に伴う環境影響の分析を実施し、製造方法間の比較や環境負荷低減に向けた考察を行いました。
  • 白馬インターナショナルスクール(HIS)
    白馬の森100年プロジェクト
    長野県白馬市で開校したHISの所有する森や周辺地域をフィールドに、同校の生徒や地域住民と交流しながら、健全な森づくりや持続可能な地域の暮らしを目指す活動を展開しました。
  • 株式会社B1/株式会社千葉牧場
    小さな牧場の困難な現実に向き合う
    乳牛の育成事業とキャンプ事業を行う千葉ウシノヒロバにて、ウシの“幸せ”、人の楽しみ、事業の持続可能性のバランスを取りながら牧場を経営する難しさを学び、実践できる取り組みを探りました。
  • 株式会社ダイセキ
    サーキュラーエコノミー実現に向けた微生物利用の可能性を探る
    産業廃棄物のリサイクルを中心とした環境ビジネスを手掛ける同社の事業所で見出された特異的な現象に着目して分析、これを活用したサーキュラーエコノミー貢献ビジネスモデルの提案を行いました。
  • 横河電機株式会社
    海のNature Positive 〜100年後の健全な海洋生態系を目指して〜
    変わりゆく海洋生態系の保全を目指し、静岡県沼津市のマリンセンターの協力を得て、海洋環境の情報収集と啓発を狙いとしたダイバーによるヒューマンロギングの取り組みを提案しました。

受講生発の企画

  • 櫻井健吾さん(OEGs1期生)
    植物の干ばつ耐性を複数の視点から考える
    協力企業等:アクプランタ株式会社
    同社のバイオスティミュラント資材「Skeepon」を散布するタイミングによって作物の干ばつ耐性がどう影響されるのか、画像解析技術を活用した手法を考案して検証しました。
  • 津旨まいさん(OEGs4期生)、金子竣亮さん(OEGs4期生)他
    サッカーの力を活用した地域資源の持続可能な利用を考える
    協力企業等:株式会社ワークライフスポーツ、一般社団法人長野市開発公社
    サッカーのエンターテインメント性やサッカークラブと地域の関係に着目し、サッカー場由来の刈芝を資源活用して家畜の飼料や肥料に用いるなど、地域内での資源循環モデルを提案し、検証しました。
  • 松岡怜さん(OEGs4期生)
    太平洋島嶼国におけるNature-based Solutionsの実現に向けた活動
    協力企業等:公益財団法人オイスカ
    マングローブ林が災害抑止など気候変動適応に貢献することに注目し、フィジーをフィールドに現地で活動を展開。マングローブの育苗における課題を見出し、改善手法の開発と提案を行いました。

実学研修報告会

完了後、共有の場として報告会を開催し、課題設定や活動内容、活動を通して得たことを次にどうつなげるかを研修生から発表します。他の受講生や教員のほか、参画企業の方々にも参加いただいてフィードバックを行い、課題を掘り下げる機会としています。